飛行機を使わずにアジア旅

地球上で一番好きな場所を探したい

新しい土地で、見たことのない世界を感じることが大好きです。夢は、この地球上で最も愛する場所に、人に、光景に出逢うこと・・

桜で有名な吉野の紅葉

2020/11/15(Sun)

吉野・奈良~Yoshino, Nara

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アクセス・公共交通機関で~Access

近鉄吉野駅へ行きます。

阿部野橋駅からは青のシンフォニーも出ているので

大阪方面の方は利用してもいいですね♪

青の交響曲(シンフォニー) Blue Symphony|近畿日本鉄道

 

駅前は5件ほどお土産屋さんが並んでいます。

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徒歩1分ほどの近くに、千本口駅というロープウェイの駅があります。

 

ここで山上駅へ行く選択肢は2つ。

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1.ロープウェイに乗る⇒片道450円/往復800円

2.徒歩で登る⇒無料(笑)

 

1.ロープウェイに乗る~Take a Cablecar~

ロープウェイ|「あんしん・あんぜん」その先の未来へとつなげる。 吉野大峯ケーブル自動車株式会社【公式サイト】

料金:片道450円・往復800円

   発券機で購入します

所要時間:約3分

 

2.徒歩で登る~Take a Walk~

ロープウェイが混んでいたので、七曲坂を登っていきます。

ちなみに上のマップでは道がぐるぐるなっていますが、

実は階段があってショートカットできます!

 

ロープウェイで約3分ですが、徒歩では約15分ほど(体感(笑))だったかと。

ずっと階段・上り坂なので、

少し肌寒かったので、いい運動になりました!

 

バスで奥千本へ~Bus trip up to the mountain~ 

ぽかぽかになってようやくロープウェイの降り口へ。

そのすぐ目の前から奥千本行きのバスに乗ることができます。

吉野神宮という所が始発だったので、既に人はたくさん乗っていました。

私たちはラッキーでギリギリ乗ることができましたが、

後で待ってた方は乗ることができず、

後から増便のバスがあったのですが全員乗るのは難しそうでした・・・

路線バス【吉野山奥千本口ライン】|「あんしん・あんぜん」その先の未来へとつなげる。 吉野大峯ケーブル自動車株式会社【公式サイト】

 

本来吉野山駅から奥千本まではバスで約20分なのですが、

10時から一方通行になる道になるために慌てて降りてきた車の渋滞で

かなり到着が遅れました。

 

道が細い上に、人もたくさんいますし、

車で上へ登ることははっきり言ってオススメできません。

途中まで車で来て、どこか駐車場に停めたほうが良さそうです。

下千本駐車場データ(別名:吉野山観光駐車場)⇒こことか?

 

紅葉スポット~Walking Around~

 紅葉オススメスポットは何か所かありますが、

やはりオススメなのは

 

1.高城山(たかぎやま)展望台~Takagiyama Ovservation Deck~

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(2016/11/15の写真)

 

2.花矢倉(はなやぐら)展望台~Hanayagura Ovservation Deck~

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少し葉は散っていましたが、

それでもとても美しい天気に恵まれ

空の青と、紅葉の赤・黄色が最高でした。

 

 

最後にまとめるのが苦手なのでこのへんで~~(笑)

 

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ずっと行きたかった大台ケ原【紅葉】

わ~~~
お久しぶりです!


バンクーバーから日本に帰って早くも半年以上が経過しました。
去年の今頃はシアトルにいたな~、としみじみ思い出したりします。
シアトルとは何かしら縁があるので、いつかは必ず訪れそう(笑)
それに・・シアトルに到着する時のあの街並みが大大大好きだったりします。
意外と将来住んでたりして!Who knows...

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(ほんとこの景色、大大大大好き・・・!)


さて!今日は紅葉で有名な大台ケ原へ行って来たので、
そのことについて書きます!
次は桜でも紅葉でも有名な吉野と、
ススキで有名な曽爾高原についても書きます!!
(来週と再来週に行く予定です)


大台ケ原~Odaigahara Nara , Japan~

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奈良県三重県の県境にあります。
(ほぼ奈良県かな?)
年間降水量がとっても多く、その生い立ちや自然環境などはこのページにあったので、貼っておきます(相変わらず説明下手。笑)


ハイキングコース~Hiking Courses~

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いわゆるBコースと呼ばれるコースを歩きました。
所要時間約4時間ほどのコースで、そこそこ道は舗装されていますが、
岩?大きめの石が多くスニーカーだった私はすこし足が痛くなったので、
お持ちの方は登山靴をオススメします。


Bコースは最後に階段(高めの)を上るのが一番きつかった。
それ以外はそんなこともないです。子ども連れの方もたくさんいらっしゃいました。

あ!ビジターセンター外で地図を100円でぜひゲットしてください(寄付も含め)
その内容を先に読んでから歩いてたらもう少し楽しめたかもしれません!


服装~Clothes~

11月1日に行きましたが、ビジターセンターに到着したらとても寒かったです。
歩いていたら日が照って来たので暑くなりましたが、
止まって休憩したり風を凌ぐものがない展望台付近は寒いので、
レインジャケット・ダウンジャケットは必須です。
それに、山の天気は変わりやすいというので、雨具一式は必要だと感じました。
私が訪れた時、降水確率は0%に近かったですが、
ハイキングを終えた後怪しい雲が空を覆っていました。


紅葉~Colored Leaves~

終わりかけっちゃ終わりかけですが、
それでも遠くに見える山々の紅葉が良い感じで感動しました。

 

・・・・・

 

私が一番楽しみにしていた大蛇嵓の景色・・・

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(こっからさらに先に行って、何百メートルを見下ろすが、おそらく絶景)

 

高所恐怖症の方(私)は行けません。
見れません!!!!笑

 

まさかあんな崖の上にあるとはつゆ知らず。
いや写真を見て知っていたんですが、
想像以上!
足がすくんで意識がどっか行きそうなのをこらえていました(笑)


動物~Wild Animals~

たくさんの野生動物が生息しているそうです。
私は体格の大きい鹿ちゃんがぴょんぴょんジャンプしながら
逃げていくのを見かけました。
お尻が白くてかわいかった!
ツキノワグマもいるので、目撃情報などビジターセンターで確認しましょうね!


温泉~Hot Springs

ハイキングも無事終了しリフレッシュしたところで温泉へ!

近くに何か所か日帰り入浴のできる温泉があるので探してみてください(人任せ。笑)

 

私たちは、ホテル杉の湯さんの日帰り温泉へ行って参りました~~

www.suginoyu.com

 

入湯料:700円/人

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コロナ拡大防止のため人数制限を設けてらっしゃったので、

安心して入ることができました。

露天風呂がほんと最高でした。

久しぶりに温泉に入って、リゾートバイトで2年間こうやって毎日温泉に入っていたことを思い出して、しみじみした気持ちになったと共に、

やっぱりこういう観光地・秘境で働きたいなという気持ちが強くなりました。

 

 

最高にリフレッシュできた一日でした~~

大好き、地球!

 

写真~Photos~

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【18】生きる

前回の記事☟

littlegreeneri.hatenablog.com

 


バラナシに到着したことによって、
私のインド旅は終わったも同然だった。
「死の街」とも呼ばれるここバラナシで、
私は生きる希望をもらったのだから。


・・・・・


今その人に出逢ったとしたら、
きっと(極端に言うと)何の変化ももたらさないのだろう。
それはきっと良いことだと思う。
私の中にある課題を乗り越えた、ということだから。

 

バラナシで出逢った彼は、それはもう今を生きていた。生きざるを得なかった。
生きようと必死だった。
そんな真っ直ぐな彼に惹かれたのは、自然なことだったように思える。
惹かれた、と言ってもそれが恋心なのか、
はたまた憧れだったのか、それは今でも分からない。


当時、私は「死ぬのが怖い」という思いに取りつかれていた。
怖いと思うレベルが異常だった。
そりゃあ死は未知の世界だから怖いに決まってる。
そうじゃなくて、私は毎日毎日、それも何度も、
「死ぬのが怖い」「死んだらどうしよう」「もし今こうなって死んだらどうしよう」
と考えていた。

 

事の発端はインドへ行く一年前に突然やってきたパニック発作だった。
呼吸がうまくできず、「あ、私死ぬんだ」という感覚を味わった。
それから約一年の間、私はパニック障害という病気と闘っていた。
頭の中は、「死の恐怖」でいっぱいだった。


思い切って仕事をやめたことで症状は良くなった。
(というのも、17階の職場で何度も発作を起こしたことによって高所恐怖症になったから。今でも治っていない・・
面白いことに飛行機は大丈夫だった。)

 

「お金は天国にもっていけないよ」
「日本人はみんな働きすぎ」
「もっと今を楽しもうよ」

彼の口癖だった。
(バラナシに行く人はおそらく彼のことを知っている人も多いかもしれない笑)


彼のことは完全なる私の主観なので、
違っていることも多々あるだろうがそれはご了承ください。

 

彼は、コミッションボーイ?と呼ばれる、
観光客をお店につれていき、
そこでお金を落としてくれたら、
彼にも何パーセントかお金が入る仕事をしていた。

きっと毎日お金のことを考えていただろうから、
どうしたら観光客がお金を落としてくれるかを熟知していた。
そう、口がとてつもなく達者だった。(日本語が)

おそらく学校なんて行ったことないのだろう。
それでも彼はお金を稼ぐためには、
そこへ訪れる観光客からお金を落としてもらうしかないのだ。
騙したこともあるだろう。

それでも、
彼は間違いなく「今」を生きてた。

私は「死んだらどうしよう」と未来を生きていた。
(勝手に湧き上がってくるものだったので、
当時その考えをコントロールできなかったのだが)

 

バラナシではガンジス河のほとりで焼かれたい人々がたくさんやってきていて、
おそらく24時間365日人々が焼かれ続ける場所だ。
日本でも亡くなった方を火葬するだろうが、
それを見ることはない。
人々が公で焼かれていく死の街で、必死に今を生きる人たちに出逢い、
何かが私の中で変わったのが分かった。


今も多少はそうなのだが、
当時は過去や未来のこと(特に未来のこと)に過度な不安を抱いていた。
「こうなったらどうしよう」というWhat ifばっかり考えていたのだ。

私がパニック障害になったのは、
そういった不安が度を越してしまったからなのだろう。

 

「今を生きよう(生きる努力をしよう)」

 


・・・・・


一回目のインド旅から帰って来た私は、その二週間後またバラナシの空港へ降り立った。
もう少し、この頭をガツンと殴られたかのような?笑「生」を味わいたい。
生きているって感じていたい。
そういう思いだった。

彼は、そこにいる人々は、相変わらず今を生きていた。

少なくとも私はそう思った。

 


気温40度を超える猛暑の中、力がみなぎっていくのを感じた。

 

 

 

おわり

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【17】ガンガーに昇る朝日

前回の記事☟

littlegreeneri.hatenablog.com

 

早朝5時にアラームが鳴った。

 

支度をして5時半には待ち合わせ場所へ。

 

日本語を巧みに話す青年は、スタスタとガンジス河沿いへ歩いて行った。

 

河の向かい側から昇ってくる朝日は、

丸くて、

赤くて、

あたたかくて、

すべての人々を包み込んでくれるような気持ちになった。

 

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太陽が昇るだけで、こんなにも温かくなるんだな~と実感。 

 

 

朝日が完全に昇りきってから、

彼の友達が1時間ほどボートを漕いでくれた。

 

 

明るい時に見るガート(ガンジス河沿い)はまた別世界だった。

 

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神秘的。

 

この雰囲気が、空気が、好きになったんだよねー。

 

 

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【16】ガンジス河と火葬場

前回の記事☟

littlegreeneri.hatenablog.com

 

ここはガンジス河。

 

沈みゆく太陽の中、

 

ボートはゆっくりと陸を離れた。

 

その瞬間、別世界へと切り離された感覚がした。

 

喧騒の世界から離脱していく感じ。

 

それもゆっくりと。

 

とてつもなく不思議な気持ちになった。

 

 

木のオールを両手に漕ぐ彼に、

「私も漕ぐ」と言うと、

「こっちは川の流れが逆だから、帰りね」と。

帰りにボートを漕ぐことになった。

 

 

しばらくすると、

不快なニオイが漂ってきた。

火葬場が近づいてきたのだ。

 

ガンジス河のほとりには火葬場がいくつかある。

 

亡くなった人はそこに運ばれ、焼かれるのだ。

 

そこでは、口を開けたおじいさんが焼かれるのを待っていた。

 

亡くなった人を見て感傷的になった私は、

「泣きそう・・」と呟いた。

 

「泣いたら天国に行けなくなるから、火葬されている時に人々は泣かない」

彼はこう言った。

「みんな生まれ変わりを信じていて、天国に行けないと生まれ変われない」

 

 

私の涙は完全に止まった。

関係のないただの旅行者が泣いたばかりに、

あのおじいさんが天国に行けなくなるのは嫌だと思ったから。

 

 

私は初めて、私の知らない、亡くなった人を見た。

そして、私は初めて、人間が焼かれた時のニオイを知った。

 このニオイを、この先忘れないだろう。

 

 

「みんなここで焼かれるのが夢」

あとから彼がそう言っていた。

その言葉が何だか好きだった。

 

「死」がこんなに近くにある街はそうないだろう。

 それでいて活気に溢れている。

 

「生」と「死」は真逆なのではなくて、隣り合わせなんだと知った。

 

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帰りにボートを漕ぐと意気込んでいたが、

オールの重いこと!

水を掻くどころか、持ち上げるのも大変だった。

 

岸に着き、いつもの世界に戻って来た私たちは、

プジャと呼ばれるお祈りを横目にお店に戻った。

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KingFisherというインドのビールを飲んで、

早めに就寝した。

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ガンジス河に昇る朝日を見るために。

 

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【15】日本語を話す青年との出逢い

前回の記事☟

littlegreeneri.hatenablog.com

 

 

青年「(日本語をペラッペラに話す)」

私「(無視)」

友達「(日本語で律儀に会話する)」

 

❝ ニホンゴ ハナス人 ヨウチュウイ。

 ケッシテ シンヨウシテハ イケナイ。❞

 

そうガイドブックにも書かれていたから、

私は話すまいと無視を決め込んだ。

しかし友達は意外と話を聞いてあげていた。

 

お昼ご飯を食べようと思っていると言ったら、

「お店紹介してあげるよ」と彼が言うので、

20分後に待ち合わせをすることになった。

 

 

待ち合わせの場所に行くと、彼はちゃんと待っていた。

私たち二人だけなら絶対に入らないような地元のお店だったが、

とっても美味しかった。

(彼は食べずにずっと座って待っていた。)

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食べ終わった私たちに、彼はこう言った。

 

「お店にきなよ」

 

(でた、やっぱりこれが目的か)

と思っていると、

顔に出ていたのだろう、

「買うか買わないかはそこで決めればいい。強制はしない。」

「僕はTrust(信用・信頼)を大事にしている。」

と言われたので、

確かに買うか買わないかは私が判断すればいいや、と納得し、

のそのそと後をついていった。

 

 

開放的なお店にはシルク・洋服などが置いてあり、

壁には日本人のコメントがたくさん書かれていた。

「チャイに睡眠薬は入ってないよ」とか笑

(それすら嘘に見えてしまうインドよ・・人を信じるのが難しいなぁ。)

 

鏡の周りにはびっしりと証明写真が貼られていた。

こんなにもたくさんの日本人がここを訪れたのかと思うと、

なんだか不思議な気分になった。

 

「チャイいる?」

 

この言葉を何回聞き、何度チャイをいただいただろう。

向かいにチャイのお店があって、それを何度もご馳走してくれた。

小さなグラスに入ったチャイは、とても美味しかった。

私はその味を忘れないだろう。

 

 

書ききれないので箇条書きで。

・ここにいる人たちは日本語がペラペラ

・奥さんが日本にいる人もいた(後で調べた(笑)から多分ほんと笑)

・優しくフレンドリー

・数匹のわんちゃんがいる(名前もあった)

・なぜかお土産を勧めてくる素振りなし

・お店でこっそりビールやウィスキーを飲んでる

(言ったらアカンかも笑)

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(親子なんだって) 

 

お店の中は私にとって、とても居心地のいい場所になった。

 

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青年「ボートに乗せてあげるよ」

 

日が沈もうとしている美しい時間帯に、

私たちは初めてボートに乗ることになった。

 

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【14】悲劇から奇跡へ

(4年前の出来事です)

前回の記事☟

littlegreeneri.hatenablog.com

 

朝食をサンタナ(ゲストハウス)でいただいた。

他に泊まっている人たちと交流できる時間でもある。

当時朝食付きで一泊400円ほど(部屋による)

私たちの部屋にはエアコンはなくファンがあったのだが、

この時期(4月の気候的に)はまだギリギリ大丈夫だった。

 

さて、荷物の状況を確認するために駅へと向かった。(前回、前々回より)

Tourist Policeのおっちゃんに来いと言われていたのだ。

 

忘れてはいけない。

ここはインド。

荷物を忘れた列車はバラナシを出発すると、コルカタへと進んでいく。

その距離、約700km

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その間たくさんの人が乗車するだろう。

リュックサックには、カメラのレンズ・高価な化粧品その他諸々が入っていた。

ゲストハウスのスタッフさんも、

他の誰もが口をそろえて言ったこと。

それは、

「荷物はほぼ確実に戻ってこない」

だった。

 

 

ドキドキ・・・・

 

 

おっちゃん「・・・・・・・・・・・」

 

 

 

私たち「・・・・・・・・・・・・」

 

 

 

 

おっちゃん「見つかった」

 

 

!!!!!!!!!!!

 

 

な、な、なんと!見つかったのだ。

きっと友達の必死のお願いに心動かされたに違いない。

私はそう思った。

 

絶対に見つからないから諦めたほうがいいよ

 

そんな言葉さえも跳ね返してしまった。

 

もちろんタイミングだったり、

運が良かった、たまたまなのかもしれない。

それでも信じる心を捨てちゃダメだね。

 

奇跡が起こったのだから。

 

荷物は列車で戻ってくるから、

到着するのは数日後だそうだ。

 

 

 

ルンルンになった私たちはゲストハウスでサリーをレンタルし、

ガートと呼ばれるガンジス河沿いの道を歩いた。

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有名人になったかのように、色んな人から声がかかる。笑

注目を浴びたいのならインドはオススメ★なんちゃって。

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「僕と結婚しないか?」

え♡会って1秒でプロポーズ!?笑

 

ひたすらこの言葉を口にし、1km?くらい後をつけてきた強者もいた。

最初は「No」と反応してた私たちだが、最終的には無視・・・

それでもついてくるなんて・・・その根性私にくれ!

 

去年東南アジアを旅していた時に出会った日本人はこう言った。

「(人を無視するようになるなんて)なんだか自分が悪者になっていく気がする」

 

分かるよ。

性格が悪くなっていくような気分。

無視ってさ、その人の存在さえも消してしまってるような感覚になるから。

それでも、歩いているだけでいちいち反応するには多すぎる声がかかるのだ。

 

 

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アッシーガートという端っこまで歩いた私たちは、

水分補給に地元の女の子たちと記念撮影したり、

ぼったくりボートツアーを勧めるおっちゃんと対決したり、

レンタルサリーを存分に楽しんだ。

 

 

ゲストハウス付近までは、サイクルリキシャー(自転車をこいでくれる)で帰った。

この値段交渉がまた大変たいへん。

 

 

ゲストハウスまでの道のりで、

日本語をペラペラに話す青年に出逢った。

この人に出会ってしまったから、

私はもう一度バラナシに来ることになる。

「今を生きる」ことの大切さを知る。

 

バラナシという街になのか彼になのか・・

わたし、あの時恋してたのかな?

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【13】Tourist Policeへ

前回の記事☟

littlegreeneri.hatenablog.com

 

 友達がインドの長距離列車の中に、荷物を忘れてしまった!

その中にはスーツケースの鍵やカメラのレンズ、化粧品も入っていた。

 

友達はだいぶショックを受けたようで(そらそうだ)

これから観光に行けるような状態ではなかった。

 

デリーからアグラまでの専属ドライバーBrij(ブリジ)さんや、

アグラで宿泊したゲストハウスのオーナーに連絡すると、

二人とも「Tourist Police(駅の中にある警備隊?)」に行けとのことだった。

 

そういうことで、

私たちはトゥクトゥクに乗って駅に向かった。

 

駅に到着した私たちは、警備の人たちを発見した。

 

駆け寄る。

 

状況を一生懸命に伝えた。

 

お互い英語が拙く、伝わるまでに時間がかかった。

 

警備の人たちは困った顔をしていた。

友達は「Please!」って手を合わせて拝んでいた(?)。

その人が神様かのように、めちゃくちゃ拝んでた。

 

それがあまりにもおかしくて、

笑ってしまった。

 

その時、私が荷物をなくした訳ではないからそんなに必死になれず、

相手の気持ちを心から分かってあげることができなかった。

 

そんな状況は日常に溢れている。

同じ状況ではないから、本当に「分かってあげる」ことはできない。

あくまでも相手の状況や気持ちこれまでの経験から「想像」するしかないのだ。

 

話はそれるが、私が失恋した時がまさにそうだった。

心の安らぎを求めて周りの人たちに言っても

その人たちはその時に失恋した訳ではないから、

やっぱり分からないのだろう。

私はとてつもなく孤独を感じた。

最終的には一人でこの気持ちに向き合わないといけないのね・・

いくら友人が慰めても、周りの人が元気づけようとしてくれても、

結局のところ私の気持ちは「私」にしか分からないのだもの。

 

 別の部署に連れていかれ、

また説明をして拝んで、

「どうしてもっと早く来なかったの!」とちょっぴり叱られた。

というのも、州が変わると難しくなるそうだ。

「また明日か明後日きてくれ」とのことだった。

「見つけるのは相当難しいけど、やってみる」そう言われた。

 

 

 

落ち込む友達になんて声をかけていいか分からず、

その日何をして過ごしたのかあまり覚えていない。

覚えているのは、夕ご飯に小さなレストランに行ったこと。 

 

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オーナー?のおじちゃんが、私の腕にはめられた100均の時計を見て、

「これいくら?」と聞いてきた。

「100円くらいだよ」と言うと、

買いたいと言われた。

「タダであげるよ」って言っても、

お金は払うと断られてしまった。

 

 

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荷物は戻ってくるだろうか・・・

 

(続く)

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