飛行機を使わずにアジア旅

地球上で一番好きな場所を探したい

新しい土地で、見たことのない世界を感じることが大好きです。夢は、この地球上で最も愛する場所に、人に、光景に出逢うこと・・

【6】料金は無料。でもチップくれくれ!

前回の記事☟

littlegreeneri.hatenablog.com

 

前回の記事ではデリーを強制的に出発させられ

ピンクシティと言われるジャイプルという街へ向かった。

 

現地に到着するや否や、会社のガイドと名乗る男性が車に乗り込んできた。

私たちは「ガイドはいらない!」というと、

彼はガイド料はツアーに含まれているから無料だと言いはった。

絶対に完全に無料ならと念を押し・・・渋々(ほぼ無理やり)了承した。

 

これから、アンベール城という世界遺産に行くと言う。

 

ja.wikipedia.org

 

ガイドの彼は英語が堪能で、敷地内のことを詳しく教えてくれた。

(内容については・・忘れた!(潔い笑)なんせ4年前のことで、日記に書き留めていなかった)

 

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案内が終わり、

ガイド料が無料と聞いていた私たちはあることを忘れていた。

 

それは、チップだ。

 

「チップをくれ!」(しかも、なかなかいい金額の指定つき)

とガイドの男性に言われた私たちは、

「無料って言ったじゃん!しかも勝手に車に乗ってきたくせに!」と抗議した。

 

思い返すと、私たちがチップ制度のことを忘れていたのが悪かった。

日本にはチップの制度がないので、海外へ行くと忘れがちなのだ。

 

つまりこういうことだ。

 

 

ガイド料は無料(チップはたっぷりもらうけどな)

 

今回は私たちに落ち度があったので、

地球の歩き方(インド)」でチップの相場を確認した。

 

・・・・・

 

私たち:「これどうぞ」相場のチップを差し出す)

 

ガイドの男性:「足りない!もっとくれ!いいサービスしたじゃないか!写真もたくさん撮ったじゃないか!」

 

私たち:「・・・ごめんなさい(相場の金額お渡ししたからいいでしょ泣)

 

この押し問答が10分は続いただろうか。

ガイドの男性は呆れて?怒って?車から降りて行った。

後味の悪い観光となった。

 

 

チップに関しては賛否両論あるので、

知識があまりない私が語るのは少し気が引けるのだが、

(欧米やアメリカではほぼ義務でありマナーであるということも聞く)

今回の件は、どうだろう。

 

チップを忘れていた私たちはそれを認め、

きちんと相場のチップをお支払いした。

それでもそれよりはるかに高い金額を提示してきた男性に、

私たちは断っても良いのではないか。

それに腹を立てるのなら、最初から「ガイド料は無料」などと言わなければいいのだ。

こっちもあっちも気分悪く終わる必要などなかったじゃないか。

 

インドではこのようなバトルが今後相当回数起こる。

ただ、残念ながらそれは仕方のないことなのだ。

 

 

2019年のこと。

東南アジアを周っていた時、

料金やチップをぼったくろうとする人々にたくさん出会ってきた。

私は大人げのないことに、彼らに対し「怒る」という選択肢をとっていた。

 

ぷんすか怒っていた私に、一緒に旅をしていた彼(元カレ)はこんな感じのことを言った。

 

「彼らには生活がかかっている。俺たちは(ぼったくることが)良いか悪いか、でその人たちのことを判断しているけど、彼らには家族の生活がかかっている。もし俺が家族を養う立場にあったとしたら、家族を守るためにはそうするだろうね。明日生きるか死ぬかの世界で、良いか悪いか、そんなことは考えられない。」

(私自身で勝手に解釈した部分もあるかもだけど)

 

と。

 

怒っていた私は情けなくなった。

私はとてつもなくいい環境にいることを思い知らされたのだ。

ぼったくろうなどと考えなくても、働けば生活できる給料を手に入れることができる。

食べたいものを食べ、着たい服を着、生活に困ったことのない私に、

彼らの気持ちなど分かるはずもないのだ。

 

 

(インドを旅したのが2016年のことだから・・・

それまではぼったくる人には怒っていたことになる。)

 

 

 

さて、今日の観光を終えた私たちは宿へと向かった。

・・・恐怖の館へと化すとはこの時はまだ知らなかった。

 

 

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