飛行機を使わずにアジア旅

地球上で一番好きな場所を探したい

新しい土地で、見たことのない世界を感じることが大好きです。夢は、この地球上で最も愛する場所に、人に、光景に出逢うこと・・

【13】Tourist Policeへ

前回の記事☟

littlegreeneri.hatenablog.com

 

 友達がインドの長距離列車の中に、荷物を忘れてしまった!

その中にはスーツケースの鍵やカメラのレンズ、化粧品も入っていた。

 

友達はだいぶショックを受けたようで(そらそうだ)

これから観光に行けるような状態ではなかった。

 

デリーからアグラまでの専属ドライバーBrij(ブリジ)さんや、

アグラで宿泊したゲストハウスのオーナーに連絡すると、

二人とも「Tourist Police(駅の中にある警備隊?)」に行けとのことだった。

 

そういうことで、

私たちはトゥクトゥクに乗って駅に向かった。

 

駅に到着した私たちは、警備の人たちを発見した。

 

駆け寄る。

 

状況を一生懸命に伝えた。

 

お互い英語が拙く、伝わるまでに時間がかかった。

 

警備の人たちは困った顔をしていた。

友達は「Please!」って手を合わせて拝んでいた(?)。

その人が神様かのように、めちゃくちゃ拝んでた。

 

それがあまりにもおかしくて、

笑ってしまった。

 

その時、私が荷物をなくした訳ではないからそんなに必死になれず、

相手の気持ちを心から分かってあげることができなかった。

 

そんな状況は日常に溢れている。

同じ状況ではないから、本当に「分かってあげる」ことはできない。

あくまでも相手の状況や気持ちこれまでの経験から「想像」するしかないのだ。

 

話はそれるが、私が失恋した時がまさにそうだった。

心の安らぎを求めて周りの人たちに言っても

その人たちはその時に失恋した訳ではないから、

やっぱり分からないのだろう。

私はとてつもなく孤独を感じた。

最終的には一人でこの気持ちに向き合わないといけないのね・・

いくら友人が慰めても、周りの人が元気づけようとしてくれても、

結局のところ私の気持ちは「私」にしか分からないのだもの。

 

 別の部署に連れていかれ、

また説明をして拝んで、

「どうしてもっと早く来なかったの!」とちょっぴり叱られた。

というのも、州が変わると難しくなるそうだ。

「また明日か明後日きてくれ」とのことだった。

「見つけるのは相当難しいけど、やってみる」そう言われた。

 

 

 

落ち込む友達になんて声をかけていいか分からず、

その日何をして過ごしたのかあまり覚えていない。

覚えているのは、夕ご飯に小さなレストランに行ったこと。 

 

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オーナー?のおじちゃんが、私の腕にはめられた100均の時計を見て、

「これいくら?」と聞いてきた。

「100円くらいだよ」と言うと、

買いたいと言われた。

「タダであげるよ」って言っても、

お金は払うと断られてしまった。

 

 

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荷物は戻ってくるだろうか・・・

 

(続く)

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【12】ない!ない、ない、なーーーい!!!

前回の記事☟

littlegreeneri.hatenablog.com

 

迷路のような道を進むと、

バラナシで宿泊するサンタナゲストハウス」に到着した。

ホームページはこちら☟

indiasantana.net

 

早朝だったのにも関わらず、スタッフの日本人女性が出てきてくださった。

そこで簡単なチェックインと、

バラナシのおすすめスポットをたくさん教えてくれた。

実はその方も、バラナシにはまだ来たばかりだという。

 

さて、日本人宿と言われるだけあって、たくさんのもの・サービスがある。

 

・冷蔵庫

・ポカリの粉(インドはすぐおなか壊すで有名だから)

・トイレットペーパー

ウォーターサーバー

・レンタルサリー

日本食

etc.

 

部屋に案内され、天井を見上げるとギョッとした。

でっかいヤモリちゃんがへばりついてるではないか!!

(これはまた別のヤモリちゃん笑)

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「ここにはヤモリ・ネズミ・虫、たくさんいますよ~」

「ゴキブリは見ないけどね」と付け足してくれた。

だいっっっっっっっ嫌いなゴキブリ(ごめんね・・)が出ないことを祈る・・

 

 

部屋でホッと一息しようとした時に事件は起こった。

 

 

ピロン♪

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ピロン♪

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ピロロン♪

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ピロロロン♪

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・・・・・・・・・

 

 

リュックサックはドコデスカ

 

あはは~~~もう!○○(友達)ったら、

ゲストハウスの受付の所に置いてきたんでしょ~~

びっくりさせないでよ~~~~

 

(見に行く)

 

友:ない

 

私:え、うそ

 

私:電車降りてから持ってなかったっけ??

 

友:いや、覚えてない・・・

 

私:でも私も○○(友達)が持ってた記憶ないな~

 

 

・・・・・・・

 

 

ということで友達が電車にリュックサックを忘れてしまった。

そしてここはインド。

ゲストハウスのスタッフさんも、

荷物は見つからないと思って保険の手配を考えた方がいいと言った。

 

さてどうなることか・・・

(続く)

 

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【11】牛の糞がたくさん・バラナシへ

前回の記事☟

littlegreeneri.hatenablog.com

 

タージマハルのあるアグラを満喫した私たちは、

次の目的地であるバラナシへと電車で向かおうとしていた。

 

 

インチキ旅行会社でぼったくられツアー(?)に参加(?)したおかげで、

快適な専用車がつき、

さらにそのドライバーのBrijさんはとっても優しく、常に私たちの身を案じてくれたおかげで安全に過ごすことができた。

そんな彼ともここでお別れだ。

 

多分一生会うことはないのでしょう・・・

 

その優しい心がいつまでも彼にありますように。

 

彼の幸せを願っています。

 

いつ、どこで、誰に、何に出逢うのか分からないから

人生って不思議だなぁ。

奇跡とも呼べるような出逢いや出来事を考えると、

胸がぎゅっと締め付けられる。

この感覚が大好き。

恋してるみたい♡

 

 

さて、あのガンジス河が流れているバラナシへは寝台列車で向かう。

寝台列車とはいえ、イスに座るだけの車両もあるし個室の車両もあるし、

エアコンが効いている・いない、など様々なクラスに分かれている。

(インド在住の「ゆきんこ」さんという方のブログに詳しく書かれていたので、

興味のある方は検索してみてはいかがでしょうか!)

 

私たちはエアコン付きで寝る場所が3段(う~説明下手・・)のクラスが、

デリーのインチキ旅行会社によって予約されていた。

座ることさえできないほど狭かったが、眠る分には意外と快適だった。

 

ガタンゴトン・・・

 

 

翌朝5時前にiPhoneのアラームが鳴った。

そう、5時ごろにバラナシ に到着する予定だったのだ。

まだ起きたばかりの車内に「バラナシ~~」という声が響いた。

 

「やばっっ!」

 

飛び起きた私たちは荷物をまとめて列車の出口へと向かった。

 

あと5分で到着だそうだ。

ふ~間に合った~~

 

時間を確認しようとiPhoneを探す。

・・・・・?

 

ない

 

 

急いで座席に戻ると、そこにポンと置き忘れていたiPhoneが。

 

あっぶな!

もしすぐ降りないといけなかったら・・・

考えるとゾッとした。

 

 

バラナシジャンクション(Varanasi junction station)駅に到着した。

電車のドアが開くと、目の前にはサンタナゲストハウス」と書かれた紙を持った若いインド人の男の子ともう一人の男の子が立っていた。

私たちが泊まるゲストハウスのスタッフさんにお迎えをお願いしていたのだ。

ここだけの話だが・・・インドで人を完全に信用するのを恐れた私は、

トゥクトゥクに乗り込んでからもすぐに逃げられるように準備していた。

(そこまで追いつめられるって・・インドめっ・・・!)

 

 

ゴードウリヤー・チョーク(交差点)という所でトゥクトゥクを下りた。

というのも、ここからは徒歩でないと入れないらしい。

 

 

・・・・・

まるで迷路だ。

文字通り迷路だ。

右に、左に何回曲がったのだろう。

道も細く、地面には牛の糞(ふんって読んでね)が大量に落ちている?ある?状態。

 

一体どうして私がこんなところ(ごめんなさい)に来ないといけないのかが理解不能だった。

マレーシアに住んでいたこともあって、ローカルな汚い感じ?※には慣れていたはずの私でもとてつもない衝撃を受けた。

※注 マレーシアが汚い訳と言いたいわけではない!!やはり日本と比べると屋台、道、その他諸々、不衛生な場所が多かったというだけ。日本きれいだね。

 

一人でここに来ていたら、

帰っていただろう

 

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(まだきれいな道。・・・牛???) 

 

最悪な印象をもたらしたバラナシだが、

私はもう一度ここを訪れることになる。

 

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迷路のような道、

その辺にいる牛たちにそれらの糞たち(笑)、

ここで生活する人々、

ガンガー(ガンジス河)・・・

私は一体何に魅了されたのだろう。

 

このこの頃は、

想像すらしていなかったんだ。

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【10】心優しいBrij(ブリジ)さん~思いやりの心~

前回の記事☟(読んでいただき、ありがとうございます♡)

littlegreeneri.hatenablog.com

 

ガイドの男性に言われるがままにタージマハルの写真を撮ったり、

隣にあるアグラ城に足を運んだり(ごめんなさい、このことは日記に書いてなかった)、

猛暑の中有意義な時間を過ごした。

 

タージマハルとアグラ城を周った後の、お待ちかね!チップのお時間。

 

結論から言うと、私たちのチップ額に納得できなかったガイド男性は頑なに車から降りようとしなかった。

無言の圧力がかかった。

ガイド男性はもっとほしい、私たちはこれ以上支払うつもりはない。

何分経過しただろうか・・・

気まずさと緊張した空気が車の中に漂っている。

 

・・・・・・・。

(どちらも譲らない) 

 

それを見かねたのか、デリーからずっと一緒のドライバーであるBrij(ブリジ)さんが不足分をガイド男性に差し出したのだ。

 

それを受け取ったガイドの男性はそれでも不服だったようだが、

車からようやく降りた。

 

私は・・・何だろう、申し訳ない気持ちと感謝の気持ちが入り混じって、車の後部座席でほんの少しだけ泣いてしまった。(誰にも気づかれずに・・・?)

 

もちろん体面がほとんどだと思うが、それでも・・・

私たちの代わりに自分の財布から不足分のチップを払うという行為に、私は感動してしまった。

 

後で不足分?のチップはBrijさんにお返ししました。

(チップけちったな、という自覚が私たちにあったので。)

 

ありがとう、Brijさん。

このことは一生忘れません。

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余談だけど・・・

世界が大変なことになっている今だからこそ、いや、そうじゃなくても、

「思いやる」気持ちってとっても大事だと思うな。

この世界には誰一人として同じ人間はいないから、

育った環境も考え方も違うし何もかも違う人もたくさんいる。

 

「私はこう思う」

からといって他の人が間違っている訳でもないし、

自分が正しいという訳でもない。

けどこれって難しいんだよ。

相手の考えをたとえ全く理解できなくても、

「そういう意見もあるんだ~」って思うようになるには

多分時間がかかるんだよね。

 

私はある(センシティブな)トピックで人の意見を聞いたが、

全く理解ができなかったことがあった。

私はこう言った、

「そういう風に考えてるなんて、おかしい、ありえない

全否定してしまったのだ。

1時間ほどその人の考えを聞いただろうか、

すると「そっか、そういう考えもあったんだ」

納得した自分を発見した。

私は今もその頃と同じ意見を持ってはいるが、

私が正しい、という考えはなくなった。

 

これは私にとって大きな進歩だった。

 

 

 

 

かく言う私は、

ケンカして、心無い言葉で人を傷つけてしまったこともたくさんある。

うっかり口がすべって傷つけてしまった人もいる。

力ずくで人の考えを変えようと思ったこともある。

家族、友達、恋人。

もしかしたら私が無意識に発してる言葉でさえ、誰かを傷つけているのかもしれない。

 

だから偉そうに私が「思いやりをもとうね」なんて言っても、

偽善者っぽいのは承知してる。

 

それでも私はあの時傷つけてしまった行為を、

二度と繰り返すまいと生きている。

 

そして、それぞれ違った環境で必死に生きている人々のことを、

一緒に闘う仲間だと思うようになった。

仲間ならきっと、

「思いやり」をもって接することができる。

その人が私と違う考えをもっていても、

その人の存在自体を否定したり

力ずくで従わせるなんて言語道断だ。

 

私は、

子供の頃は分からなかったし、

世間でいう大人、20歳を過ぎても分からなかった。

 

だから、周りの大人である私たちがその心を忘れてはいけないと思う。

 

 

心。

 

 

私はこれを一番大事にして、

これからも必死に生きていこう。

 

 ちょっと内容は重いんですが、こちらも良かったら読んでくださったらい嬉しいです。

littlegreeneri.hatenablog.com

 

 

なんだかシリアスな感じになっちゃいましたが、

聞きたくもない言葉が飛び交ったり

見たくもない暴力が起こっている日々に疲れたので

書いてみようと思いました。

 

 

 

えりりん

 

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【9】タージマハルというお墓

前回の記事☟

littlegreeneri.hatenablog.com

 

ガチャ(ドアを開ける音)

 

バタン(ドアを閉める音)

 

謎の男性:「無料だから!」

 

私たち:「・・・(またか)

 

また(【6】の記事参照)車に勝手に乗ってきて、ガイド料は無料だから。と言い張る男性。

 

❝まあ、今からタージマハルという素晴らしい世界遺産を見に行くんやから、

ガイドはあってもいいよな、しかも無料やし。

チップは後で考えよう。❞

 

っちゅーことで、

一人仲間が増えた。

 

(これから書くことですが・・ガイドさんから英語で聞いたので、もし間違っていたらごめんなさい)

 

タージマハル周辺約1キロは車の乗り入れが禁止されているそうだ。

ということで、車から降りてトゥクトゥクに乗った(20ルピー)。

(あれ?トゥクトゥクはええんか)

 

中に入るにはしっかりとした荷物検査・身体検査があった。

大きすぎるカバンは、持って入ることができない。

ロッカーがあったかどうかは不明。あったような・・

 

そうそう、

後で書き忘れたら嫌なので書くが、インドのどこかの身体検査では思いっきり!しかもいきなり!(ない)胸を触られたっていうか、掴まれた・・・笑

あ、もちろん女性に。

予告なしに無言だったので、ひるんだよね。

 

 

大きな門を通り過ぎる。

タージマハルの入り口は3つある。

貴族が入る門、労働者が入る門、あ、あれあと一つ忘れた・・・

 

更に大きな門の中に入ると、だんだんとタージマハルが見えてくる。

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まるで蜃気楼みたいだ。

 

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門を完全にくぐりきると、目の前にタージマハルが構えている。

その迫力に鳥肌が立った。

 

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(写真で見たことあるし、感動?しやんやろ)

 

そう、写真では何度も見たことのあったタージマハルだが、

実物を目の当たりにすると言葉が出ないほどの迫力と威厳と、

色んなものが混ざりあって圧倒されてしまった。

 

この世の中には、写真で見た景色に過剰な期待をして、

実際見ると感動しなくなってしまう建物や景色などがある。(私だけかもしれないが)

私にとってタージマハルは違った

写真では伝わらない奥行だったり、空気、匂い、音、

実際にその場にいないと伝わらない「何か」を感じた。

 

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(実際はこんな感じ。今回右の支柱?が工事中だった。もし来月に来ていたら、全面覆われていたからラッキーだ、とガイドの男性は言った。??ラッキーっていうのは、多分何も覆われていない状態だと思うけど・・・という言葉を、私はひっこめた。笑)

 

 

それはきっと、タージマハルが

 

「お墓」

 

だからなのかもしれない。

 

 

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(右の支柱?が工事中だったので、それを除いてみた)

 

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(タージマハルからの眺め)

 

(これ、お墓なんだよね)

 

タージマハルの中を回っているときに、

何度も何度も頭の中で繰り返した言葉。

何を見ても、その言葉がぐるぐる頭の中を駆け巡り、

それ以外に表現できる言葉がなかった。

 

 

ガイドさんからの情報

・タージマハルは王様の奥様のためのお墓

・大理石はインドでとれる

・使われる大理石の型は、職人さん一つひとつ手作り

・王様は黒いタージマハルを対岸(川がある)に建設予定だった

・でも黒い石はインドではとれないから、輸入が必要

・建設費用がタージマハルの何倍もするため、王様の息子は王様をアグラ城という城に幽閉(タージマハルのすぐ横に建っている)

・王様はその黒いタージマハルを夢見てアグラ城で死去

・タージマハルにて奥様の横に王様のお墓?棺?がある

 

 

中々神秘的なストーリーだな、と感心してしまった。

 

最後にもう一度言うが、

 

 

これはお墓なのだ。

 

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(空の青と、芝生や木々の緑が絶妙なコントラストになっている)

 

 さて、

園内にはリス遣い?がいた。

餌を手に乗せて、リスがそれを目指して体に登ってくる。

リスを手なずけるのは難しいらしく(ほんまか?)

それでもこんなに人懐っこいのは珍しいとのこと・・・?

(もちろんチップください、とのお声あり)

後で思い返すと、むやみに動物に触れるのは良くない

噛まれたり引っ掻かれたりすることで、

狂犬病になる可能性だってあるのだ。

特に狂犬病のワクチンを打っていないのならば、

触らない方が良いだろう。

 

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(2,3匹手に乗ってくる)

 

 

 

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【8】私が存在したかもしれない世界

前回の記事☟ (読んでいただきありがとうございます。)

littlegreeneri.hatenablog.com

 

デリーを出発させられ、ジャイプルという街に来た私たち。

 

次の目的地は、アグラ(アーグラ)。

 

そう、そこはかの有名なタージマハルがある街だ。

 

デリーからずっと一緒♡Brij(ブリジ)さんの運転する車で何時間も移動を続けた。

 

 

砂埃の舞った道、ここに置いていかれたら生きていけないような熱帯地帯・・

 

車の窓から、ものすごいスピードで通り過ぎていく景色を見て考える。

 

ぽつんと建っている家。

 

あたりに何もない穏やかな町。

 

無邪気に遊ぶ子供たち。

 

私はまるで何か次元の違う乗り物に乗っているかのように

 

「外」の景色を観察する。

 

その土地にいるはずなのに、

 

窓という薄いガラスがあることで

 

私と外の世界が分離されている感覚に陥る。

 

不思議だ・・・。

 

ぼーっと外を眺めているとこんなことを考える。

 

私はもしかしたらこの地に生まれてきたかもしれない。

 

それは嫌だなとかそういった負の感情ではなく、

 

もしここに生まれていたら私の人生はどんな風になっていたのだろう、

 

という純粋な疑問だ。

 

答えなど見つからないのは分かっている。

 

知らない土地に来ると考えてしまうのだ。

 

日本で電車に乗っても車に乗ってもどこへ行っても

 

窓の外に見える、同じはずなのに違う世界に魅せられる私がいる。

 

何だろうこの気持ち・・心地いいな。

 

もしかしたら私?が存在していたかもしれない世界。

 

 

 

・・・・・・・って、

旅の話から脱線してもーた。

戻ろうか・・笑

 

さて、そんな風に違う世界に(ぶっ)飛んで行っている間に

目的地の大理石のお店に到着した。

 

ん?

 

目的地ちゃうし!

 

おそらく私たちが申し込んだツアーのお仲間のお店なのかな?

無理やり見学させられた。後で買うけど(写真載せます)

 

突如お店の中から、※日本がペラペラなインド人男性が出現した。

※ガイドブックには日本語がペラペラな人は注意が必要と書かれている 

 

彼曰く、

・日本に奥さんと娘がいる

・今は一時的に家族がインドに来ていて明後日帰る

・娘は青学に行ってる

・私もインド人が信用できない時がある

 

・・・・・

 

正直言うと、この方が信用できるかは最後まで分からなかった。

とても残念なことだ。

騙そうとする人たちに囲まれると、

本当に信用できる可能性のある人さえも疑ってしまうからだ。

それに、日本語が話せても詐欺師かどうかは分からないし・・・

 

お店でインチキそうな占い師に占ってもらったり、

大理石(本物かは不明・・)の小物を購入したり、

美味しいチャイをいただき(本人も飲んでたから大丈夫・・?)

ランチにおいしいお店を教えていただいた。

 

・・・・

 

でかっ!

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(食べかけ、すんません)

 

ドーサという油で揚げたパリパリの料理が出てきたが、

あまりの大きさに仰天した。

 

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このヨーグルトのようなものにスパイスがかかったデザート???、

これは私でも口に合わなかった・・・。

 

 

これが購入した大理石のなんか・・・?

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本物かは分からないが、気に入っているので良し。

 

 

アグラに到着した、ということは・・・

次は、

 

タージマハル

 

だ~~~~

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【7】私の血は、まずい!?

前回の記事☟

littlegreeneri.hatenablog.com

 前回はチップのプチ争奪戦?があり、疲れた私たちはホテルへと向かった。

 

 

「俺たちは一泊1500ルピー(当時3000円弱)以上のホテルしか手配しないんだぜ」(ドヤ顔)

デリーの自称政府公認の旅行会社の怪しいおっちゃん(顔覚えてるぞー)は言ったはず。

※詳しくは記事の【3】【4】をご覧あれ。

 

到着してネットで検索すると、あら不思議。

一泊約半額の800ルピーで泊まれるじゃないかー。

さすがぼったくり旅行会社!

しかし、AC(エアコン)もファンもついていたので快適だった。

 

 

それも朝起きるまでは・・・

 

目が覚めると友達も目が覚めていた。

 

 

おはよう、を言う前に、

 

「昨日南京虫に刺されたし」

 

 

この言葉を聞いて、全身に寒気が走った。ぞわ~~~

何故なら私はこの言葉を恐れていたのだから。

 

南京虫とはベッドバグ(Bed Bug)とも言われ、

主に夜間に活動するダニのような虫だ。

電気を消して眠っていると、もぞもぞと出てきて私たち人間の血を吸うのだ。

(気持ち悪い。泣)

 

刺されると恐ろしく痒くなり、皮膚も腫れる。

インドに来る前にネットで情報を集めていたのだが、

私はこれだけにはどうしても噛まれたくないと思っていた。

 

ちなみにアース製薬のサイトに南京虫トコジラミの記事を見つけたので貼っておきます。

あ、虫の画像出てくるので苦手な人は注意!

www.earth.jp

 

急いで全身を確認する。

すぐ隣で寝てたし私も絶対噛まれてるやん~泣

と思うもまったく跡がないし、痒くもない。

友達は足に手にかなり噛まれたという。

しかも痒すぎて深夜2時頃に起こされ、長袖長ズボンに着替えムヒまで塗ったという。

見ると、噛まれて腫れているのが分かった。

 

え?私は?

 

噛まれたくなかったのは事実だが、

隣で半そで半ズボンで就寝していた私を噛まないってどういうこと?

と疑問に思っていたら、

 

「夜起きたときに一匹つぶしてからは安眠できたわ」

 

と友達。

 

(な~んだ、一匹だけしかいなかったからか)

 

と変に納得してしまった。

 

私、蚊にもあまり刺されないタイプで、

昔から「私の血はまずいに違いない」と思っていた。(今も多少思ってる)

ただ、蚊に刺されやすい人の特徴はネットにたくさんあるが、

おそらく私は低体温(35℃前半~半ばくらい)なので狙われにくいのだろうと自己完結。

 

 

記事を書きながら知ったのですが、

日本でも増加しているみたいですね・・・

大阪市のサイトにこれ☟見つけちゃいました・・虫注意!

www.city.osaka.lg.jp

 

私の家にも何かしらダニ系がいるのは分かっているが・・・

気を付けよう。

 

 

ちゅ~ことで、

虫のお話でした、じゃんちゃん。

 

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【6】料金は無料。でもチップくれくれ!

前回の記事☟

littlegreeneri.hatenablog.com

 

前回の記事ではデリーを強制的に出発させられ

ピンクシティと言われるジャイプルという街へ向かった。

 

現地に到着するや否や、会社のガイドと名乗る男性が車に乗り込んできた。

私たちは「ガイドはいらない!」というと、

彼はガイド料はツアーに含まれているから無料だと言いはった。

絶対に完全に無料ならと念を押し・・・渋々(ほぼ無理やり)了承した。

 

これから、アンベール城という世界遺産に行くと言う。

 

ja.wikipedia.org

 

ガイドの彼は英語が堪能で、敷地内のことを詳しく教えてくれた。

(内容については・・忘れた!(潔い笑)なんせ4年前のことで、日記に書き留めていなかった)

 

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案内が終わり、

ガイド料が無料と聞いていた私たちはあることを忘れていた。

 

それは、チップだ。

 

「チップをくれ!」(しかも、なかなかいい金額の指定つき)

とガイドの男性に言われた私たちは、

「無料って言ったじゃん!しかも勝手に車に乗ってきたくせに!」と抗議した。

 

思い返すと、私たちがチップ制度のことを忘れていたのが悪かった。

日本にはチップの制度がないので、海外へ行くと忘れがちなのだ。

 

つまりこういうことだ。

 

 

ガイド料は無料(チップはたっぷりもらうけどな)

 

今回は私たちに落ち度があったので、

地球の歩き方(インド)」でチップの相場を確認した。

 

・・・・・

 

私たち:「これどうぞ」相場のチップを差し出す)

 

ガイドの男性:「足りない!もっとくれ!いいサービスしたじゃないか!写真もたくさん撮ったじゃないか!」

 

私たち:「・・・ごめんなさい(相場の金額お渡ししたからいいでしょ泣)

 

この押し問答が10分は続いただろうか。

ガイドの男性は呆れて?怒って?車から降りて行った。

後味の悪い観光となった。

 

 

チップに関しては賛否両論あるので、

知識があまりない私が語るのは少し気が引けるのだが、

(欧米やアメリカではほぼ義務でありマナーであるということも聞く)

今回の件は、どうだろう。

 

チップを忘れていた私たちはそれを認め、

きちんと相場のチップをお支払いした。

それでもそれよりはるかに高い金額を提示してきた男性に、

私たちは断っても良いのではないか。

それに腹を立てるのなら、最初から「ガイド料は無料」などと言わなければいいのだ。

こっちもあっちも気分悪く終わる必要などなかったじゃないか。

 

インドではこのようなバトルが今後相当回数起こる。

ただ、残念ながらそれは仕方のないことなのだ。

 

 

2019年のこと。

東南アジアを周っていた時、

料金やチップをぼったくろうとする人々にたくさん出会ってきた。

私は大人げのないことに、彼らに対し「怒る」という選択肢をとっていた。

 

ぷんすか怒っていた私に、一緒に旅をしていた彼(元カレ)はこんな感じのことを言った。

 

「彼らには生活がかかっている。俺たちは(ぼったくることが)良いか悪いか、でその人たちのことを判断しているけど、彼らには家族の生活がかかっている。もし俺が家族を養う立場にあったとしたら、家族を守るためにはそうするだろうね。明日生きるか死ぬかの世界で、良いか悪いか、そんなことは考えられない。」

(私自身で勝手に解釈した部分もあるかもだけど)

 

と。

 

怒っていた私は情けなくなった。

私はとてつもなくいい環境にいることを思い知らされたのだ。

ぼったくろうなどと考えなくても、働けば生活できる給料を手に入れることができる。

食べたいものを食べ、着たい服を着、生活に困ったことのない私に、

彼らの気持ちなど分かるはずもないのだ。

 

 

(インドを旅したのが2016年のことだから・・・

それまではぼったくる人には怒っていたことになる。)

 

 

 

さて、今日の観光を終えた私たちは宿へと向かった。

・・・恐怖の館へと化すとはこの時はまだ知らなかった。

 

 

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